虫歯や歯周病を防ぐためのプラークコントロール

周病や虫歯の原因はプラークです。このプラークは丁寧なブラッシングによって、大部分を取り除くことができます。
つまり適切なブラッシングを続けることで、歯周病を予防することができるのです。それだけではありません。程度の軽い歯周病であれば、ブラッシングで治してしまうことも可能です。

歯を守るためには専門家のプロフェッショナルケアが大切

治療をしたあと、3ヶ月か半年などの一定期間が経ってから、再び診察することをリコールといいます。リコールは、症状が改善されているのか、また、新しい病気にかかっていないかを確認するために必要なことです。リコールのときは病状の確認ばかりではなくブラッシングの大切さを改めて認識したり、プラークや歯石がたまっている場合には、スケーリング・ルートプレーニングも行います。長期的にみると、リコールを行っている人と行わない人では歯を失う率に大きな差が出てきます。

プロによるクリーニング“PMTC”

PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaning の略でプロによる歯のクリーニングを意味します。具体的には歯石の除去やクリームを使った器械的研磨をおこないます。虫歯や歯周病の予防になります。約30 年ほど前に虫歯、歯周病の予防管理を目的として北欧でシステム化され、現在多くのリサーチに裏づけられて着実な臨床実績を上げています。

PMTC による効果は、歯の表面がつるつるして気持ちいいばかりではなく、プラークに含まれる雑菌を落とすことにより、虫歯・歯周病予防の効果があります。 また、歯肉の腫れや痛みを抑え、苦痛緩和、歯の延命効果も期待できます。

虫歯予防にはフッ素塗布をおススメします!

フッ素に虫歯を予防する作用があることをご存知の方も多いのではないでしょうか?フッ素を含む塗布剤を歯にコーティングすることによって虫歯を予防することができます。

※フッ素には以下のような効果があります。

  1. 歯質を強化し、虫歯になりにくくする。
  2. 虫歯になりかけた部分の再石灰化を促進する。
  3. 抗菌作用、抗酵素作用により虫歯菌の活動を抑制する。

シーラントで虫歯予防をしよう

シーラントは奥歯の噛みあわせの部分の溝にプラスチックを埋め込んで、その部分を虫歯予防しようという方法です。フッ素塗布がフッ素の膜によって歯を虫歯から守る理論は同じと言えるでしょう。

スケーリング(歯石除去)

歯石は自分で取り除くことはできません定期的に歯科医院へ行き、歯石を取り除いてもらいます。これをスケーリングといいます。
また、ルートプレーニングによって歯ぐきのさらに奥の歯根面を滑らかにしてプラークをつきにくくします。